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Our Vision

私たちの仕事は、Broadcastすること。それが私たちのヴィジョンです。

BroadMX」 における本サイト finance の役割は、 国民の知る権利に奉仕するという従来からの報道の原則を引き続き実践することです。主に特集記事を担当し、独自調査報道や編集委員による論説など特定問題を深く掘り下げて問題提起を行っています。

本質的に、事実や真実というのは見えにくいものです。

昨今はテクノロジーが喧伝され、AI(人工知能)やビッグデータと云ったICT分野に注目が集まっています。確かに将棋や囲碁などルールがある分野では、コンピュータの飛躍的な性能向上によって、人間の領域と並ぶようになりました。

しかし社会における「真理・真実」は、むしろ、ますます見え難いものになっているように思えます。 情報公開法ができ、国民の誰しもが平等に国や自治体の政治に関わる情報にアクセスできるはずですが、実際は本当に必要な部分が黒塗りであることが殆どです。黒塗りの情報にAIをどう適用するのでしょう。

やはり最後は人手による労働集約的な足や手そして自らの知見、頭脳を使って解明するほかありません。ビッグデータで統計的な傾向が掴めたとしても、そのなかに黒塗りや廃棄、改ざんされたデータがあれば、信頼できるでしょうか。
私たちにとっての報道の原則とは、このような黒塗りやグレーの現象を解き明かし、社会に知らせることを意味してございます。

法的な側面では、「報道機関の報道は民主主義社会において国民が国政に関与するにつき、重要な判断の資料を提供し国民の「知る権利」に奉仕するものである。したがつて思想の表明の自由とならんで事実の報道の自由は表現の自由を規定した憲法21条の保障のもとにあることはいうまでもない。」(最大決昭和44・11・26)という最高裁決定に依拠します。

これは「事実の報道」こそが、国民に対し「重要な判断の資料を提供し、国民の「知る権利」に奉仕するもの」であるのだから、しっかりした調査を踏まえたものにしなければならないという報道における事実の大切さを示したものです。

一方で、社会には「道義的責任」というものがございます。例えば、財務省の事務次官が女性記者をバーに呼び出してセクハラを繰り返していたようなケースは、確かにセクハラ罪はないにしろ、「道義的責任」を免れません。
聖書には、「覆われているもので現わされないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはない。」と記されています。

これから社会がテクノロジーによって高度化すればするほど、高度な事実や真実の解明が求められましょう。私たちは、このようなよりよい社会的価値の実現(前記法的側面を踏まえながら)を目指し、地道な活動を行っています。